田原内科医院 松縄町 林道 高松市 内科一般・循環器内科・呼吸器科・消化器科

院内設備

院内の設備、検査機器などを紹介します

外観


院内

併設する施設など


院内設備

X線撮影装置

  • 胸部や腹部、脊椎などのレントゲン撮影を行います。肺の状態(肺炎や腫瘍の有無や肺気腫などの肺疾患の状態の確認をします)や心臓の状態(心臓の形状や大きさを診ることで心不全の有無や程度を判断します)、腹部臓器の状態(腸管内のガスや液体の貯留の程度などを評価します)を診断します。

超音波診断装置

  • 超音波検査は痛みや体に対する負担もほとんどなく、リアルタイムに心臓や血管、腹部の臓器の状態を把握することができます。
  • 特に心臓・血管の病気に対しては、循環器専用超音波診断装置(フィリップス社製iE-33)を使用し、超音波専門医、心臓超音波専門技師が診断を行っております。
  • 一般的な心臓の超音波検査に加え、弁膜症や先天性心疾患の診断に有用な3D心エコーや、狭心症などの虚血性心疾患の診断に有用な運動負荷心エコーを必要に応じて行っております。また、血管疾患の診断のために頚動脈や下肢動脈の動脈硬化の状態を確認したり、下肢静脈の血栓の有無などを診断する血管エコーを行っております。
 

マルチスライスCT

  • CTはX線で体の断面像を撮像することで頭部や胸部、腹部、骨盤部等の評価が可能です。脳梗塞や脳出血等の脳疾患、肺癌や肺炎、肺気腫等の肺疾患、肝臓・胆道系や膵臓疾患などの診断に役立ちます。
  • 当院でも平成23年11月より新たにマルチスライスCTを導入しました。1回転のスキャンで128スライスの画像が得られるCTで、以前の当院のCTに比べてより詳細な画像を短時間で撮影できるようになりました。
  • 循環器専門医と技師が中心となり、主に心臓、血管系の疾患の診断するために造影CTも開始しました。造影CTの画像をさらに3次元画像で解析する装置を導入し狭心症等の冠動脈疾患や全身の動脈・静脈疾患の診断がより迅速、詳細にできるようになりました。

MDCT

  • CT室です。中央がマルチスライスCTです。左は心臓・血管の造影CT等で使用する造影剤の自動注入器と心電図モニターです。

当院で行った冠動脈CTです
冠動脈CTは造影剤を注射しながらCTを撮影し、画像を解析して右のように心臓の表面の冠動脈を3次元で表示します。
さらに下のように左右の冠動脈を色々な角度から観察して動脈硬化の程度を調べ、狭い所やつまっているところがないかどうか確認します。
冠動脈CTでは腕などの静脈に造影剤を注射する必要がありますが、手足の動脈を穿刺してカテーテルを入れる必要がある心臓カテーテル検査に比べると、合併症の危険性は少なく、比較的簡単に冠動脈の状態を確認することができます。
(※腎機能障害のある方、心拍数が多い方、不整脈のある方等、一部の方はこの検査が適さない場合があります)

 

右冠動脈

左冠動脈
 

心電図、運動負荷心電図、ホルター心電図

  • 心電図は虚血性心疾患や心筋症、不整脈などほとんどすべての心臓病の診断や経過観察に必要な検査です。
  • 安静時の心電図だけでは診断できない狭心症や不整脈等に対してはトレッドミルによる運動負荷心電図検査を行っています。運動負荷前後での心電図変化に加え、必要時は超音波検査も同時に行い、心筋の動きの変化、心機能の変化などについても同時に評価し、診断の精度を向上させるようにしています。
  • ホルター心電図は患者様に心電図記録計を1日携帯していただき、24時間の心電図を連続して記録し、これをコンピュータで解析して診断するものです。短時間の心電図では確認できない不整脈や狭心症等の診断に役立ちます。

血圧脈波検査装置

  • 動脈の硬さ、動脈硬化の程度、血管年齢、下肢動脈の血流の問題等が分かります。必要時は血管エコーと併せて行うことで動脈硬化性疾患の診断に威力を発揮します。

上部消化管内視鏡検査

  • 胃カメラのことです。食道・胃・十二指腸疾患のスクリーニング検査を行います。当院では苦痛の少ない検査を行う為に鼻から行う経鼻内視鏡検査を主に行っております。スクリーニング検査の結果、必要な場合は専門医療機関でさらなる精査・治療を受けていただく場合があります。

骨密度測定

  • 骨密度とは骨を構成するカルシウムなどの成分がどの程度しっかり詰まっているかを表すもので、骨の強さを表す指標です。骨密度が低下した状態が骨粗鬆症で、骨粗鬆症になると骨がもろくなって骨折しやすくなります。骨密度を測定することで骨粗鬆症の診断や治療中の経過観察が可能です。

呼吸機能検査

  • 肺機能検査とは、肺の容積や、空気を出し入れする換気機能を調べる検査です。気管支喘息や肺疾患の診断や、重症度の判定に役立ち、治療効果の確認にも有用です。

各種血液検査装置

  • 当院では臨床検査技師が各種血液検査装置、生化学自動分析装置を使用して様々な血液検査を迅速に行う体勢を整えております。
  • 血球検査(白血球数、赤血球数、血小板数など)、肝機能、腎機能、炎症反応、脂質(コレステロール、中性脂肪等)、血糖、HbA1c、BNP(心不全の程度の指標)、心筋障害マーカー(トロポニンI、CK等で急性心筋梗塞などの診断に有用です)、D-ダイマー(体内の血栓の有無を評価する検査)、PT-INR(ワーファリンコントロールの指標)等、血液ガス分析などの通常行われる血液検査についてはすべて即日(30~40分程度)結果がでます。

採血・処置室

  • 採血や注射、血圧測定などを行う採血・処置室です。

検体検査室

  • 検体検査室と生化学自動分析装置(右)です。

電子カルテシステム、医療用画像管理システム(PACS)、臨床検査システム

  • 平成24年1月より診療の質、各種診療データの保存効率を改善するために電子カルテシステム、医療用画像管理システム(PACS)、臨床検査システムを導入いたしました。
  • これにより過去のカルテ、血液検査結果やレントゲン、CT、超音波検査等の結果を診察室をはじめ院内の各部署ですぐに確認することができるようになりました。
  • 過去の検査結果との比較、経過の確認も行いやすく、患者様への結果説明もよりわかりやすく行えるようになりました。

診察室 電子カルテ

  • 診察室の電子カルテシステム、PACS、臨床検査システムです。

運動療法・機能訓練室(リハビリ室)

  • 心臓・血管疾患、他の内科的疾患の方の心肺機能・筋力の維持・向上のためのトレーニングや、生活習慣病の方の運動療法等を目的とした設備を備えております。
  • 自転車運動を行うエルゴメータ、歩行からランニングまでが可能なトレッドミルを設置しております。循環器専門医と理学療法士・看護師が心臓の機能・状態を評価した上で、心拍数や血圧の状態を見ながら運動量を調整し、それぞれの患者様にあった運動療法を行います。狭心症や心筋梗塞、心不全といった心疾患の患者様、心臓、大血管疾患の手術後の患者様に対する心臓リハビリテーションや、呼吸器疾患の患者様の呼吸器リハビリテーション等を行っております。

診察室 電子カルテ



更新日:2013-06-12